夢
売れない年老いた帽子屋は
本当はライラックの花で帽子を作るのが夢だった。
ある日、羊に導かれて帽子屋が迷い込んだ美しい世界。
『ライラック通りのぼうし屋』
ページをめくりながら、
咲き乱れるライラックの香が漂うその虹色の帽子を
なんど夢見ただろう。
焼いたケーキの飾りにライラックを置くシーンも忘れられない。
少女漫画の傑作『キャンディー・キャンディー』。
今日、
金曜のザグレブ。
ドラツ市場のライラックに、
久しぶりにそんな小さな夢を思い出したよ。
by adriatic-sea
| 2009-04-24 21:41
| きょうのこと