ちょっとした、いつものようなこと。

曇り空の日曜の午後。
街中の店はお休みで、車の通りもまばら。
それならば、郊外の大型家具ショッピングモールへ行こう。

知人が運転するのはKIA。

「あら、ニホンジンが韓国車に乗っちゃっうなんて」

ミラー越しに彼女が笑う。
こんなちょっとしたジョークもお国柄。

雨が降り出して20分ほどでモールに着いた。
ドイツ、オーストリア系のどっしりザグレブでは珍しく
雑貨からキッチン用品、家電、キッチンのショールーム、などなど、
イタリア系のちょっとセンスのよい物が、
しかもこれまたこの街では珍しくお手頃価格で並んでいる。

3時間ほどのショッピングを楽しんで、
車に積めるものをここぞとばかりに買い込んで、
ちょっと財布の紐が緩んで、
それでも足取り軽くお隣のイタリア系スーパーに向う。

前回目を付けていたVilleroy&Boch(ビレロイ&ボッホ)の
Wonderful World のアイボリーなお皿たち、一箱3点セットがなんとバーゲン。
でもよくみてみると「割引クーポンをお持ちの方のみ」・・・。
ここ、二度目だもん、そんなの持ってないよ。
しばらく悩んで、でも二箱、二人分のセットを抱えてレジに向った。

「ほんとに買うの?」

友だちでもなんでもない
今会ったばかりのレジの金色の髪の若いおねーさんが
そう不愉快そうに聞いて来る意図が見えない。

「買うよ?」
「これ、このままは高いじゃない」
「えっ? しょうがないじゃない。クーポンないもん」
「そんなもったいないお金の使い方、ダメだよ」

そんなこと、店のレジのおねーさんが言うかな。

それからおねーさんは
首をちょっとかしげて手元の業務用電話で上司らしい誰かと話しはじめた。
なんだろ? クーポンなしは買っちゃだめなの? 
わけがわからない・・・。

彼女は受話器を置くと、
ちょっと笑顔でこっちを向いた。

「はい、あそこでもらって来て」
「え?」
「だから、割引クーポン! 今日このセールの最終日だし、もう閉店だし、
誰ももう買わないからいいわよ、それで」

おかげでなんと、80%オフ。
でも二人分だけでしょ?  いーや、残ってるクーポン全部もらっちゃったから。
きっちり六人分、フルセットでしかもフォーク&ナイフもね。

あー、クロアチアって、
この感じ、わるくないかも、って思えた日曜だったよ。

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(ドラツで見つけた北クロアチアの農家のハーブたっぷり山羊チーズも、濃厚で美味しかったよ)

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by adriatic-sea | 2010-05-04 00:52 | きょうのこと