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そしてニコラ・テスラに会えた郵便局。

あるプロジェクトの下見もかねて、ザグレブからわざわざ二時間半もかけて行ったニコラ・テスラ博物館。雨の月曜のお昼時とあってか、人影もなくひっそり。まあ、こんな不便なところだしね。・・・が、いささか静かすぎるので、受付前の看板に目をやると・・・・

「月曜は休館」

にゃーーーーっ!やられたーーーーっ! しょうがないので、こうして(前回の更新写真)外からコンデジ(ちっさいカメラね)でパチパチ撮って、がっくり車に乗り込む大人4人。うーん、またここまで来るのは面倒じゃーーー。と思いつつ、しぶしぶ発車し約200メートル。おっ?昔の狩人の家を改築した郵便局。しかもなになに?「ニコラ・テスラ記念郵便局」とあるじゃないですか。入らない理由はない。
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中に入ると、小さな展示ルーム。パチンパチン、電気は勝手に自分でつけちゃいます(笑)。
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ローテェイティング・エッグと呼ばれる木製機械。説明では「The device for demonstrating magnetic field rotation」となっています。
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他には電話機や米国での特許の書類など小さいながらも興味深く拝見。
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そして、なんといっても、ニコラの私物品がさらにニコラを身近に思わせてくれます。
革手袋、ステッキ、帽子、鞄、眼鏡。
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細菌を嫌い、異常なほどに潔癖だったニコラは常に手袋をはめていたという。
が、鳩が大好き、手乗りで餌を与えていたという。うーむ・・・・。
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と、まあ、そんなこんなで、博物館には入れなかったものの、ちょっと指先が汚れた手袋にニコラが本当に実存したんだとワクワクした郵便局の展示ルーム。記念品は以前ここでも販売していたそうだが、残念なことに現在はお隣に開館した博物館でしか販売しておらず、ちょっと寂しい感じ。郵便局には数枚の絵はがきと冷蔵庫に貼付けるマグネットぐらいしかなく、記念切手もサンプルのみ。せめてというか記念切手だけは確保しておいてほしいなあ(観光客の率直な意見ですよね〜)。

そしてこの迫力シーンなポスター。アメリカのコロラドスプリングの研究室で、100万ボルト以上の電気を無線送電する実験中のニコラにゾクゾク、ワクワク。電気ってすごい。いや、ニコラってすごい!・・・ですが、これも郵便局ではなく博物館でのみ販売しているそう。ざんねーん。
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ということで、せっかくのニコラ旅は中途半端に消化不良のまま、次回に乞うご期待。そしてこの後、このリカ地方のグルメと言えば!?・・・なランチに向ったのでした(今回の旅は写真がいまひとつ粗くてすみません・・・。かなりテキトウに撮っちゃったのです、はい。)。


つづくー。(また?笑)

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追伸。ちなみにニコラが生まれたこの地域一帯はニコラ自身もそうであるように、かつてはセルビア人が居住していましたが、1990年初頭にユーゴスラヴィアの崩壊・独立紛争が起こった後はセルビア人の姿はなく、クロアチア人が住んでいます。ま、この話はまた別の機会に別のところで。
by adriatic-sea | 2010-05-21 05:38 | きょうのこと