Leonard Cohen in Zagreb




白い客船が大海原へ滑り出すような、レナード・コーエンのWorld tour 2010、記念すべきヨーロッパツアーの開幕初日が昨夜のザグレブで、だった。コーヘン、76歳、すごい、クール、かっこいい。

カナダ出身のユダヤ詩人のコーエン。はじめて彼のあの低くつぶやくような、だけど力強い歌声(CD)を聴いたのは京都だった。それから20年、今回も発売と同時にSold Outという満席のザグレブ・アリーナでのコンサートは、短い銀色の髪に帽子をくっとななめに粋に被り、黒いスーツがダンディで、ぐっと渋みが増した声、一流ミュージシャンたちと奏でられる懐かしいけれどクールにアレンジされた歌の数々。『I am your Man』、『Hallelujah』、あっというまに時間が過ぎて『So long, Marianne』で会場一万人の大合唱。もう留まるところを知らないザグレブの観客たちへのアンコールにアンコールが続き、最後には「ぼくはもう帰りたいんだけど〜♪」と歌うコーエンに会場がさらに湧いた3時間。そうして会場が明るくなって、サヨナラ・ザグレブ。コーエンは大きな笑顔でステージを降りていった。

マネージャーに全財産を持ち逃げされ、このままじゃ隠居できないとワールドツアーに至ったそうだが、76歳で3時間もステージで観客を魅了し続け歌いあげる、それがすごくなくってなんなのだろう。感動、なんて言葉じゃ足りない。ほんとうにすばらしいものに触れた時って、言葉にならないのね。ありがとう、コーエン。

コンサート会場で気がついたこといくつか。入口での所持品のチェックなし。カメラ、ビデオ、持ち込みオーケー。会場内のロビーには、お決まりのツアーグッズを販売する売店がない・・・なんでだろ。その代わり(でもないけど)ポップコーンにサンドウィッチ、コップ入りのビール、ジュースの売店あり。ふーん、飲み物食べ物、持ち込みオーケー。映画館なのか、ここは(笑)。 おかげでコンサート中、最後まで、あっちこっちでカメラがパシャパシャ、みーんな撮りまくり、録音しまくり(上のYouTubeビデオのように。笑)。この前のU2のコンサートでは撮影も録音もダメだったそうなので、コーエンが寛大なのでしょうか。ちょっとフシギだった。こんなことなら一眼、持っていくんだった。そして、アリーナの駐車場にはクロアチアナンバーだけでなく、お隣のスロヴェニアからの観光バス組も多くみられた。コーエン人気、すごしヨーロッパ。ちなみに、ザグレブ、いちおうヨーロッパの片隅なだけあって、欧米スターたちのヨーロッパツアーにはかろうじて入れてもらえてます(笑)。あ、いえいえ、ちゃんと入れてもらえてますので、ビヨンセだったりボブ・ディランだったりと、なんだかんだ、コンサート、やってます。

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by adriatic-sea | 2010-07-27 02:59 | きょうのこと