もういいの、自分らしくありたい。クロアチアで自転車を買う。

「まいど、おっちゃん!」

夕暮れの肌寒いザグレブを、路面電車で向かうは1軒の自転車屋。

今日こそは3年越しの「自転車ほしい・・・」に踏ん切りをつけようぞ。自転車大国の日本ならお手頃価格から中級、高級品、いくらでもニーズに合わせたものがあるから自転車一台に悩むなんてことないんだけど。

ここはクロアチアよ、ク、ロ、ア、チ、ア。いかついデザインのドイツ製輸入品、マウンテンバイク系が多く、おかげで驚くほど高額、軽くここの月収もしくはそれ以上で異常。セールですらも一台6〜7万円は下らず、中国製のママチャリですら3万ほど。ごくたまに見かける1万円ぐらいの超特価品は到底買いたい代物ではなーい。いずれにしろ選択肢が狭い。だったら中古じゃ!と思ったものの、店頭に中古は皆無、ネットの中古品はイマイチ、ドイツから中古をこっそり仕入れて来る闇自転車屋さんはここしばらくずっと連絡不通。ならばかくなる上は自分でスロヴェニアかオーストリアから持ち込むかと真剣に検討するも、やっぱりそこまでするのも面倒くさい。

そんな事情でモヤモヤしつつ、早3年が過ぎ、ようやく半年ほど前に見つけた白い自転車。デザインよし、性能よし、走りよし。フレームは稀なクロアチア製、部品はシマノ。これまで見つけた自転車の中では一番安い。が、これも法外なクロアチアの自転車市場の例外に漏れず、3300クナ、ちーん、約5万円也。溜め息とともに、購入保留。自転車なんてなくても、死なない。

だけどね〜、もうこういうのも限界かも。このままでは精神衛生上よろしくない。やっぱり乗る!走りたい!200クナ紙幣15枚、2度数えて鞄の内ポケットに。ああー、やっぱり大金だあ。あー、やっぱ、やめよかな・・・。いや、あかん、あかん、揺らぐな自分。ある決断とともに、いざ出陣。

「おっちゃん、コレ、もうちょっとまからんのん?」

そうです、今回はザグレブではタブーな「値切り」を決行。体裁命なザグレブ人はほぼ99パーセント、買い物で値切るなん”恥ずかしいこと”はしない。値切る=駆け引き、楽しい買い物、的な感覚のワタシにはまったく理解不能なんだけど。郷に入っては郷に従えでクロアチアでは大人しくしていたけれど、もういいの。自分らしく、好きにさせていただきます(あ、そいうこと?)。

「おっちゃん、ごめーん、でもちょっと高すぎるもん」
「そうねえ、じゃ、3300クナの10%引きで3000クナ(約4万5千円)、ジャストでどう?」

ほらね、言ってみるもんなんです。

「3000も払えん・・・」
「じゃあ、予算どれぐらいなの?」
「3000はムリ(敢えていくらかは言わない)」

おっちゃん、自転車をじっと見つめる

「・・・・・・・・よっしゃ、2800(約4万2千円)!」
「(キターッ!)ほな2700(約4万900円)!」
「・・・・うーんうーん・・・キャッシュ?」
「うん、即現金払い!(ポンッ、鞄を叩く)」
「うーん・・・(なんか計算してるおっちゃん)」
「じゃあね、おっちゃん」
「はい」
「2800+なんかおまけか、2700でおまけナシ、どっちがいい?」
「わーっ!(T^T)」
「どーする?どーする?」
「・・・(T^T)イスラエルに住んでたんだっけ?」
「うん(^^)、そうじゃなくても関西やし。どっちに転んでも値切りまっせ〜☆」


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で、この自転車、600クナ引き(約9千円)の2700クナ(約4万900円)で落としました。
ヒャッホーっ!(^^)v 
ほんとはもう一声行きたかったんだけど、チョット良心がとがめた(笑)。


だけどね、あとで帰ってから考えたら、・・・この商談(笑)こっちの負けのような気がする・・・。この自転車、注文してから組み立ててもらうので、おっちゃん、この自転車のより安い部品で組み立てればいいだけの話しよね(多分そうなる)。あ、なんかクヤシイナ。でも来週の水曜にはできるんだってサー。楽しみ楽しみ。


でも、もうクロアチアでの大きな買い物はイヤざんす。


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