世界一長い戦争

先日書いた『山の花環』の国、モンテネグロ。

意外と日本との関係も深く、なんと両国間には“世界一長い戦争”の記録がある。

今から100年も昔にさかのぼる1904年のこと。日露戦争がはじまり、当時ロシアを兄貴分と崇めていたモンテネグロはここぞとばかりに立ち上がり、ロシア側の同盟国として日本に宣戦布告し参戦することとなった。しかしモンテネグロの参戦の甲斐もなく、1905年に大国ロシアは見事アジアの小国日本に破れてこの戦争は終わりを迎え、両国は米国のポーツマスで講和条約を結びました。一方、モンテネグロと日本の間では終戦後もつい数年前まで正式な講和条約が締結されておらず、国際法上は交戦状態が続いていましたが、数年前にモンテネグロの有名な元サッカー選手デアン・サヴィチェヴィッチ氏が外交のために日本を訪れて、1905年以来90年以上の歳月を経て初めて正式に終戦のサインをしたということです。人類の歴史上、一番長く続いた戦争がモンテネグロと日本のこの戦争でした。

そして、モンテネグロの人に会うと聞かれる質問。

「どうして日本が島国になったか知ってる?それはね・・・・

君は知らないだろうけど、モンテネグロが日露戦争に参戦するまで、日本は実は大陸続きだったんだよ。でも、世界最強のモンテネグロ軍の攻撃を恐れ、慌てた日本はササササーッと海を泳いで島国になった。なぜそれが島国になる理由かって?だって、モンテネグロ人はぜんっぜん、泳げないもんね!」

これがモンテネグロで語り継がれる「日本島国説」。
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