モンテネグロの木の下で
モンテネグロの男性諸君は、なんといってもナ・マ・ケ・モ・ノで有名。
でも、そんなナマケモノの彼らは、戦いになるととても勇敢な戦士として名高いのもまた事実。
そして忘れちゃならないのが、そんな彼らのユーモアのセンス。
ナマケモノの多いモンテネグロでは、息子が生まれると、自分がナマケモノなので、息子には「働くのが好き!」 なんて名前をつけちゃったりします。だけどその息子がはたして名前の通りに働き者になるのかは神のみぞ知るところ。
今日は、こんなお話し。
あるモンテネグロ人の男性が、木の下にペッタリと座って日がな一日を過ごしていました。もちろん彼の奥さんは、家のことや畑仕事などでとっても忙しい。
男・・・(今日もいい日だねえ。お昼も食べたところだし、ぼ~っとするには最高さ。)
鳥が舞い、風はそよそよ。おひさまぽかぽか。
男・・・(おやっ!こりゃ、いかんね。)
男 「おーい!おーい!おまえー、どこにいるんだいーっ?」
木の下にでれ~っと座り込んだまま、妻に向かって叫ぶ。
その声を聞いて、妻は家の窓からひょいと顔を出した。
妻 「なんですか?もう。あたしゃ、忙しいんですからね。」
それでも、相変わらず男は木の下に身動きもせずに座って叫んだ。
男 「大変だ!大変だ!おいっ、医者を呼んでくれ!大急ぎでな!」
妻 「あらっ?!あんた、どうかしたんですか?具合でも悪いんですか?」
それでもそれでも、相変わらず男は、動くのがさもめんどくさそうに木の下に座っている。
男 「ほらっ、見てみろよ、おまえっ!ほらっ、あいつがこっちにやって来るんだよ。
蛇だよ、蛇!今すぐにかまれるだろうから医者をお呼びよ!」
でも、そんなナマケモノの彼らは、戦いになるととても勇敢な戦士として名高いのもまた事実。
そして忘れちゃならないのが、そんな彼らのユーモアのセンス。
ナマケモノの多いモンテネグロでは、息子が生まれると、自分がナマケモノなので、息子には「働くのが好き!」 なんて名前をつけちゃったりします。だけどその息子がはたして名前の通りに働き者になるのかは神のみぞ知るところ。
今日は、こんなお話し。
あるモンテネグロ人の男性が、木の下にペッタリと座って日がな一日を過ごしていました。もちろん彼の奥さんは、家のことや畑仕事などでとっても忙しい。
男・・・(今日もいい日だねえ。お昼も食べたところだし、ぼ~っとするには最高さ。)
鳥が舞い、風はそよそよ。おひさまぽかぽか。
男・・・(おやっ!こりゃ、いかんね。)
男 「おーい!おーい!おまえー、どこにいるんだいーっ?」
木の下にでれ~っと座り込んだまま、妻に向かって叫ぶ。
その声を聞いて、妻は家の窓からひょいと顔を出した。
妻 「なんですか?もう。あたしゃ、忙しいんですからね。」
それでも、相変わらず男は木の下に身動きもせずに座って叫んだ。
男 「大変だ!大変だ!おいっ、医者を呼んでくれ!大急ぎでな!」
妻 「あらっ?!あんた、どうかしたんですか?具合でも悪いんですか?」
それでもそれでも、相変わらず男は、動くのがさもめんどくさそうに木の下に座っている。
男 「ほらっ、見てみろよ、おまえっ!ほらっ、あいつがこっちにやって来るんだよ。
蛇だよ、蛇!今すぐにかまれるだろうから医者をお呼びよ!」
by adriatic-sea
| 2004-08-05 00:32
| ぶんか・本・映画