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f0039021_22305737.jpgクロアチアの本ではないけれど、とてもすてきなストーリー・テリング集「籠女」

アメリカのナチュラリスト、メアリー・オースティン(1868-1925)の作品で、世界でもいろんな国々で翻訳されています。しかしなぜかオースティンの日本語訳は出版されておらず、この「籠女」が日本語で初めて出版されたオースティンの作品集となりました。

ずっと昔、カリフォルニアとネバダの間に住んでいたバイユートというインディアンの女性が、白人の子供アランに伝えるいろいろなインディアンと自然の話し。この本の中には今ではもう忘れさられてしまったような動物や木など自然と行われる会話や、インディアンと白人少年との強く結ばれた友情など、一話一話本当に心あたたまる世界が広がっていてます。ページをめくるたびにどんどんとオースティンの世界へと引き込まれていきました。

「籠女」は子供のためのストーリー・テリングとなっていますが、もちろん大人にだって読んでほしい。むしろ、物質的な忙しい現代社会で生きる大人にこそ、「籠女」の世界が必要かもしれないね。

「籠女」についての詳しい内容や注文は「Web Press 葉っぱの抗夫」のこちらにて。
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日本でも海外でも味わえるクロアチアのオイシイモノ。
SMSという瓶詰めを、きっとどこかで目にしたことがあるかも。

f0039021_22234231.jpg昔のタリアの王様の宮殿跡に建てられた、世界遺産の町スプリット。そんな海沿いの町では、お母さんや漁師さんが、とれたての新鮮なお魚で、昔ながらのホームメイド・レシピのアンチョビやサーディンを作ります。そしてそれを瓶詰めにして台所の片隅に。SMS社はそのクロアチアの味をマルコ・ポーロの果たせなかった夢とともに、日本に届けてくれました。

瓶詰めは、輸入食品のお店や高級デパートに置いてあるようですね。やわらかい紫色のオリーブやグリーンオリーブ、アンチョビやサーディンのオリーブオイル漬け。珍しいグリーンオリーブのペストは、ガーリックがとてもよく効いている。バゲットや田舎パンに塗ると、うーん、おいしすぎます。チーズやワイン、パスタにとってもよくあいます。

蒼いアドリア海とダルマチアの風が生み出した、豊かな自然からの贈り物。
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グルジア出身のNana Djordjadze監督の「27 missing kisses」。
邦題ははっきりと憶えてないけれど、「シビルのいたずら」とか何とかだったかな。
公式ウェブはこちら。ちなみにこの映画は、2000年に行われたカンヌ映画祭のノミネート作品でした。

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14歳のシビルはその夏、東ヨーロッパのどこかの村に住む彼女のおばさんのところに遊びに行く。そして、村で唯一のダンディな天文学者で、しかも40歳のやもめ男に恋をして・・・。その夏のある夜、村ではあのエロティックなフランス映画「エマニュエル婦人」が上映され、その刺激的なストーリーの虜となってしまった村人たち。村中あっちで悶々、こっちで悶々、なんともおかしい。そして、シビルは遊び友達になった村の一途な美少年、やもめ男の一人息子に夏の間に100のキスをあげる約束をした。そして・・・。

Nana Djordjadze監督ならではの芸術性と独特のユーモア。海を求めて陸の上をトラクターで旅する船長など、個性豊かな登場人物と共に甘く切ない青春の思いが交差する。映画全般に流れる音楽もとてもノスタルジック。f0039021_2285313.jpg
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マラスカ(Maraska)というクロアチア産のお酒。
さくらんぼのいい香りでコクがあって、しかも甘くてまろやか。
でもアルコール度が高そうなので、うっかりするとクラクラ~。
クロアチアのダルマチア地方では食前酒として飲まれます。
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ん、それじゃあ梅酒のようなものかな。



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スプリットの宮殿の広場で。大聖堂の前で修理中。
三人のおじさんが「ほら、いっちにーのっさん!」と、
あっているのかどうかわからない呼吸のあわせ方がおもしろかった。


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知られていないようで、実はまったく知られていないクロアチア・・・。
クロアチアには、実は美しい世界遺産がいっぱい。

ローマの遺跡のようなスプリットの街や、いまだに独立王国のようなドブロヴニックの街。そしていくつもの滝とエメラルドグリーンの湖にため息が止まらないプリトヴィツェ湖群国立公園やクルカ国立公園。秘宝のような水の豊かな自然が広がっている。クロアチアの川や湖のほとんどが、透き通った翡翠色のグリーンで、なんとも不思議な色。昔見た映画「グーニーズ」の、宝物を乗せた海賊船が隠されていたシーンを思い出すような、そんなワクワクした気持ちにもなれる。
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                               Photographer: Jos Calu



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先日書いた『山の花環』の国、モンテネグロ。

意外と日本との関係も深く、なんと両国間には“世界一長い戦争”の記録がある。

今から100年も昔にさかのぼる1904年のこと。日露戦争がはじまり、当時ロシアを兄貴分と崇めていたモンテネグロはここぞとばかりに立ち上がり、ロシア側の同盟国として日本に宣戦布告し参戦することとなった。しかしモンテネグロの参戦の甲斐もなく、1905年に大国ロシアは見事アジアの小国日本に破れてこの戦争は終わりを迎え、両国は米国のポーツマスで講和条約を結びました。一方、モンテネグロと日本の間では終戦後もつい数年前まで正式な講和条約が締結されておらず、国際法上は交戦状態が続いていましたが、数年前にモンテネグロの有名な元サッカー選手デアン・サヴィチェヴィッチ氏が外交のために日本を訪れて、1905年以来90年以上の歳月を経て初めて正式に終戦のサインをしたということです。人類の歴史上、一番長く続いた戦争がモンテネグロと日本のこの戦争でした。

そして、モンテネグロの人に会うと聞かれる質問。

「どうして日本が島国になったか知ってる?それはね・・・・

君は知らないだろうけど、モンテネグロが日露戦争に参戦するまで、日本は実は大陸続きだったんだよ。でも、世界最強のモンテネグロ軍の攻撃を恐れ、慌てた日本はササササーッと海を泳いで島国になった。なぜそれが島国になる理由かって?だって、モンテネグロ人はぜんっぜん、泳げないもんね!」

これがモンテネグロで語り継がれる「日本島国説」。
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f0039021_21161878.jpg本とスーパーマーケット。とてもこれなしでは旅行は楽しめない。今までいろんな国へ旅した時のお楽しみは、なんといっても本屋とその土地のスーパーに行くこと。このふたつは私の旅では切っても切り離せない。

その土地のスーパでは、国の庶民レベルでのおおよその食生活、物価、そしてもちろんおいしいものが「あら、こんなものが、あんなものが、へー、これ何?!」と、いろいろ文化的発見できて楽しい。そして本屋もまたしかり。

クロアチアの南に位置する、日本では馴染みのないモンテ・ネグロという国。この聞いたこともないような、おとぎ話にでも出てきそうな名前の国は、その名前の通り、黒っぽい山々に囲まれてひっそりと今でも伝統的な生活で存在しているのだそう。モンテ・ネグロでは今も伝統楽器に合わせた昔ながらのストーリー・テリングが行われ、そうやって人々は物語を受けつぎ、いろんなことを学んでゆくのです。そのモンテ・ネグロ古典文学の巨匠といわれるペトロビッチ・ニェゴシュが、およそ150年ほど前に書いた『山の花環』という本が、去年に日本語訳出版されました。この『山の花環』はモンテ・ネグロでは子供から大人まで広く読み継がれていて、私もぜひ読んでみたいのだけれど、残念ながらいまだにこの本自体、お目にかかったことがない。本の出身国同様、どこかの本屋の奥にひっそりと、存在しているのかも。

そしてクロアチアの本事情はといえば・・・。

それは、本屋がとても少ない。首都ザグレブの中心街でも、ちょっとした小さな本屋は何軒かあっても、ニッポンやNYの何階建てにもなるビルの本屋とはまったく比べ物にはならないし、各種の英字の本の種類もけっこうお粗末というか、特に気になるような本は置いてないかな。本の数もぐ少なく、これにはとてもがっかりしてしまった。しかし、そのクロアチア、春先にこんなキャンペーンを行った。とある新聞社が「新聞一巻につき、本一冊をおまけにつけます。」と。値段はもちろん普通の新聞よりは高いけれど、本一冊を買うよりははるかに安くて、毎週のおまけの本は数ヶ月間の世界の有名な著書シリーズになっている。なるほど、こうすれば、本も新聞も両方売れるし、出版社はいうことなし、ということか。

その反対にクロアチアのお隣の国、セルビアの首都ベオグレードには本があふれていている。たくさんの欧米の本がセルビア語に翻訳されて、そのおこぼれをクロアチアが受け取っているような感じかもね。クモンテ・ネグロやセルビアではロアチアに比べると、農夫でも学のある人が多い。やはり本のなす技はすばらしい・・・・。本を読もう!
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ザグレブのアイスクリーム屋さん、ミレニウムで。
大人の男だって、クロアチアではミレニウム。
おいしいアイスクリームには、年齢も性別も関係ないね。



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ザグレブのアイスクリームの老舗ミレニウム。
ここのアイスクリームを食べたら、もう他のアイスクリームなんて食べられない。
濃厚なクリームなのに、甘さ控えめですっきり。
どれにしようかなあ。ゼンブ食べたいなあ。

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ミレニウムはザグレブの中央広場のすぐそば。
道行く人に尋ねても、知らない人はいないYo。
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