どこかユーゴな風景。
トラムに乗って老人ホームに行く途中に、こんな公園がある。
緑の季節はそうでもないけど、こんなにお日さんがさし込んでいても、
真冬はどこか物悲しくて、
とおってもそれがどこかユーゴスラヴィアっぽいとおもってしまう。
こののっぽな木々たちはみんなどこか勝手で無骨だ。
取っつきにくいけど、人はわるくない。
その木々の間をカサカサ、音をたてて子犬が通り過ぎて、
その後を手を後ろに組んだ男が黙ったまま、ニコリともせずに静かに重く歩いてゆく。
そんな光景が浮かぶ。
今日は昨日よりも寒くて、キーンッと冷たくて、
ホームの行きも帰りも、路上の氷は融けないままだった。
読みついでにクリックしてもらえるとうれしいカモ。
by adriatic-sea
| 2012-01-27 07:06
| 変哲のないふぉとぐらふ