祈り
私を取り囲んでいた世界が
ピタリと止まるとき
そこには祈りの姿がある
全身で誰かに祈るその姿
それが誰であっても
どの宗教であっても
その祈る姿をファインダーから覗くと
手が小刻みに揺れて
うまくいかない
こっそりと誰かの悲しみを覗き見るようで
こっそりと誰かの苦しみを覗き見るようで
誰も入ってはいけない魂の領域を侵すようで
それでも今日も祈る姿にどうしようもなくて
砂漠の街、神殿の西の壁にて
写真としては、思いっきりもうひとつのブログ 「地中海と砂漠のあいだ」 なのですが、
お料理を載せたあとにこれはちょっと・・・載せられん・・・ということで、こちらで番外編。
by adriatic-sea
| 2006-07-11 23:34
| 変哲のないふぉとぐらふ