ユーゴと東ヨーロッパな音楽
回ってきたバトンです。きっとわたしが最後のミュージックバトン走者でしょうか?まあダルマチアの風に吹かれながら、ゆっくりのんびりゴールと行きましょう。
■今コンピュータに入っている音楽ファイルの容量■
うーん、家にはコンピュータ3台あるので正直わかりませんわ。大抵はDownloadした後にCDにしてしまうので、残してあるのはあまり聴かないけど消せない曲、CDに入れそびれた曲、でしょうか。
■今聴いている曲■
たった今、コンピュータでDownloadして聴いているのはクロアチア出身のピアニスト、Maksim。
このマキシム君、身長2メートル、セルビア人っぽいあまーいルックス。日本でもピアノ界の貴公子としてかなり人気がありますね。どことなくドラマ「ER」のDR.コバッチを思い出させますが、そういえばDR.コバッチもセルビア系のクロアチア人ですね。
さて、マキシム君、このニヒルなハンサム。1975年生まれ、少年時代は旧ユーゴの真っ只中で「戦場のピアニスト」なあんてキャッチフレーズで売り込んでいますが、肝心のピアノ、うーん、テクニックはいけますが、音は彼が好きなパガニーニ同様、今ひとつ重みに欠けるというか・・・。
そしてどうしても納得いかないのは実は彼の名前なんですねえ。彼の本名はマキシム・マルヴィツァといいますが、どうして彼の父君はこの苗字にマキシムなんてくっつけたのか・・・。マルヴィツァ・・・、クロアチア語で「とってもちっちゃい」という意味。つまり、マキシム・マルヴィツァ=最高にとってもちっちゃい・・・。そしてその最高にちっちゃい君にもうすぐ、もうひとつちっちゃいちゃん(赤ちゃん)が誕生するそうです。奥さんがいたのね。
■よく聴く、または特別な思い入れのある5曲■
さあ、この質問は困ってしまいます。
クロアチア関係の曲・・・。クロアチアの歌謡曲はかなり泥臭いと言うか田舎くさいというか。なので特に思い入れのあるの曲はな・し。そこで、5曲と言わず、クロアチアと言わず、あの近辺の音楽についてちょっと紹介して見ませう。
まずは父君がクロアチアの方、サラエボの音楽家のゴラン・ブレゴヴィッチ。もともとはハードロック系のバンドなどをしていた彼、でもここ最近の代表作には「アリゾナ・ドリーム」「王妃マルゴ」などなど映画のサントラが主流になりつつあるようで、ヨーロッパでの人気度もかなりのもの。他にも彼のアレンジしたジプシー音楽でもクレイジーでおもしろいものがあります。
そしてジプシー音楽といえば・・・?そう、マルタ・セバスチャン率いるハンガリーのMuzsikas(ムジカシュ)!彼らはヨーロッパ各国のジプシーやフォーク音楽を奏で、マルタの歌声はなんとも不思議で魅力的。マルタの歌う 「The English Patient」のサントラも、砂漠と交差するそれぞれの心模様。そしてこちらの一枚「Dudoltam」からもマルタの歌うハンガリーの魂が伝わってきます。
好きな一枚ですね。
そして最後はMuzsikasといえば「The Lost Jewish Music of Transylvania」。トランシルバニアの古いユダヤの音楽を集めたCDですが、これはなかなか心に響きます。昔はヨーロッパではユダヤの結婚式はユダヤの安息日である金曜日などに行われる事があったのですが、安息日に楽器を弾いてはいけないユダヤの人々に代わって、ハンガリーなどその土地の音楽家たちがユダヤの結婚式に呼ばれユダヤの音楽を奏でていました。そんな遥か昔のどことなく懐かしいような音が伝わってくるような一枚です。
■最後に買ったCD■
クロアチアで最後に買ったCDとは・・・クロアチアってどうもアナログな空気が流れているのでCDというよりは「レコード」のほうがピンと来るような。ザグレブには何軒か味のあるレコード屋さんがあって、コルトレーンからマダム・バタフライ(蝶々夫人)まで個性豊かにこぢんまりと収まってます。
が、そこではなくてスプリットの小さなレコード屋さんで最後に買ったCDは「Pripovid O Dalmaciji(Story about Dalmatia)」ですね。クロアチアのフォーク(民族音楽)のCDで、以前にもこのブログで紹介したのですが(Pripovid O Dalmaciji参照)、一冊の昔の本のようなデザインで手に取るだけでもその雰囲気がよく伝わります。音色はなんともさわやかで、アドリア海の風が広がって行くような、とてもロマンの香りがするCDです。
■できたら5人へバトンを渡してください■
・・・・ゴール!
■今コンピュータに入っている音楽ファイルの容量■
うーん、家にはコンピュータ3台あるので正直わかりませんわ。大抵はDownloadした後にCDにしてしまうので、残してあるのはあまり聴かないけど消せない曲、CDに入れそびれた曲、でしょうか。
■今聴いている曲■
たった今、コンピュータでDownloadして聴いているのはクロアチア出身のピアニスト、Maksim。
このマキシム君、身長2メートル、セルビア人っぽいあまーいルックス。日本でもピアノ界の貴公子としてかなり人気がありますね。どことなくドラマ「ER」のDR.コバッチを思い出させますが、そういえばDR.コバッチもセルビア系のクロアチア人ですね。
さて、マキシム君、このニヒルなハンサム。1975年生まれ、少年時代は旧ユーゴの真っ只中で「戦場のピアニスト」なあんてキャッチフレーズで売り込んでいますが、肝心のピアノ、うーん、テクニックはいけますが、音は彼が好きなパガニーニ同様、今ひとつ重みに欠けるというか・・・。
そしてどうしても納得いかないのは実は彼の名前なんですねえ。彼の本名はマキシム・マルヴィツァといいますが、どうして彼の父君はこの苗字にマキシムなんてくっつけたのか・・・。マルヴィツァ・・・、クロアチア語で「とってもちっちゃい」という意味。つまり、マキシム・マルヴィツァ=最高にとってもちっちゃい・・・。そしてその最高にちっちゃい君にもうすぐ、もうひとつちっちゃいちゃん(赤ちゃん)が誕生するそうです。奥さんがいたのね。
■よく聴く、または特別な思い入れのある5曲■
さあ、この質問は困ってしまいます。
クロアチア関係の曲・・・。クロアチアの歌謡曲はかなり泥臭いと言うか田舎くさいというか。なので特に思い入れのあるの曲はな・し。そこで、5曲と言わず、クロアチアと言わず、あの近辺の音楽についてちょっと紹介して見ませう。
まずは父君がクロアチアの方、サラエボの音楽家のゴラン・ブレゴヴィッチ。もともとはハードロック系のバンドなどをしていた彼、でもここ最近の代表作には「アリゾナ・ドリーム」「王妃マルゴ」などなど映画のサントラが主流になりつつあるようで、ヨーロッパでの人気度もかなりのもの。他にも彼のアレンジしたジプシー音楽でもクレイジーでおもしろいものがあります。
そしてジプシー音楽といえば・・・?そう、マルタ・セバスチャン率いるハンガリーのMuzsikas(ムジカシュ)!彼らはヨーロッパ各国のジプシーやフォーク音楽を奏で、マルタの歌声はなんとも不思議で魅力的。マルタの歌う 「The English Patient」のサントラも、砂漠と交差するそれぞれの心模様。そしてこちらの一枚「Dudoltam」からもマルタの歌うハンガリーの魂が伝わってきます。
好きな一枚ですね。
そして最後はMuzsikasといえば「The Lost Jewish Music of Transylvania」。トランシルバニアの古いユダヤの音楽を集めたCDですが、これはなかなか心に響きます。昔はヨーロッパではユダヤの結婚式はユダヤの安息日である金曜日などに行われる事があったのですが、安息日に楽器を弾いてはいけないユダヤの人々に代わって、ハンガリーなどその土地の音楽家たちがユダヤの結婚式に呼ばれユダヤの音楽を奏でていました。そんな遥か昔のどことなく懐かしいような音が伝わってくるような一枚です。
■最後に買ったCD■
クロアチアで最後に買ったCDとは・・・クロアチアってどうもアナログな空気が流れているのでCDというよりは「レコード」のほうがピンと来るような。ザグレブには何軒か味のあるレコード屋さんがあって、コルトレーンからマダム・バタフライ(蝶々夫人)まで個性豊かにこぢんまりと収まってます。
が、そこではなくてスプリットの小さなレコード屋さんで最後に買ったCDは「Pripovid O Dalmaciji(Story about Dalmatia)」ですね。クロアチアのフォーク(民族音楽)のCDで、以前にもこのブログで紹介したのですが(Pripovid O Dalmaciji参照)、一冊の昔の本のようなデザインで手に取るだけでもその雰囲気がよく伝わります。音色はなんともさわやかで、アドリア海の風が広がって行くような、とてもロマンの香りがするCDです。
■できたら5人へバトンを渡してください■
・・・・ゴール!
by adriatic-sea
| 2005-06-11 09:59
| ぶんか・本・映画