スプリットに行くと思わず足が向いてしまう店がある。生成りやビーズがたくさん付いた黒のゴージャスなレース、羽飾り、ボタン、対岸のイタリアからのそんな小物で溢れるその空間、そこにいるだけで想像力がぐんぐんかき立てられる宮殿跡の町の路地の小さな手芸屋さん。こんな店がザグレブにもあったらいいなあ。
「そう思ってザグレブに支店を出そうと下見に行って来たんだけど、無駄足だった」と、その前日ザグレブから戻った店の女主人。そうなのだ、ザグレブにこんな洒落た店はなく、目抜き通りに数軒ある布地屋もどこか垢抜けずテンションが下がる。もっと重くどっしりした保守的なものが受け入れられるオーストリア風のザグレブでは、こんな軽快で華やかでちょっとクレイジーなイタリアン・テイストはわかってもらえない。だけど、スプリットでも実際は探している物がなかったりバラエティが少なかったりで、クロアチア一の大都会(笑)ザグレブまでショッピングに来る人も少なくはない。
白いレースを数本、赤いクロアチアっぽいリボン、大きなカメオのレプリカの付いた羽飾りとリボンをふたつ(どっちも1000円ぐらい)、買った。今度この店に来た時は、女主人もシンプルなワンピースの胸にボーンッと付けたという翡翠色の大きなボタンを買ってみよう。いいの、いいの、今は使うあてなんてなくっても持ってるだけで嬉しくなるし、ザグレブでは出会えそうもない子たちだし。そのうちいつかなにかでピーンッと来るかもしれないからね。その時まで眺めて楽しもーっと。(笑)
すやすや寝ているたんたんに乗っけてみた(←コラッ!)。無反応。あ、そう。撮られ慣れてるからカメラの音にも無反応。で、チョイト足元のなにかに蹴つまずいてガシャガシャ音をたてたら「にゃっ!(うざっ)」と怒られた・・・。(T^T)
追伸。裏ブログ(monologue25)ですが、しばらく閉じます。理由は・・・ネット上にいらない、と思えたから(笑)。

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